2015年4月9日木曜日

つまずかないR言語入門(何を目的として時系列解析をするのか)

イギリスのガスの消費量や、東京の過去平均気温を、主にtsオブジェクトという形式で、
扱えることはできるようになった。(心もとないが)

ところで、時系列データは何を目的として解析するのか??

時系列のデータは、常に変動している。その変動の様子を解析して、過去のデータから将来の変動を
予測することが目的と考えられる。
ここで、時系列データは、統計的な性質が一定な定常時系列と、性質が変化する非定常時系列に
分類される。
詳細は専門書に譲るとして、UKgasの時系列をプロットすると、下図の左側のようになる。
季節変動を含みながら、右肩上がりのトレンドを示している。
ここで、差分(階差)・・値⊿yt=yt-yt-1を操作することで、線形関係にあるトレンドを
除去することができる。

> par(mfrow=c(1,2))
> plot(UKgas)
> plot(diff(UKgas))
とすることで、下図右側のトレンドを除去したグラフを描くことが出来る。

同様に
> par(mfrow=c(1,2))
> plot(tokyo.kion.ts)
> plot(diff(tokyo.kion.ts))
といった操作で、東京の平均気温の右上がりトレンドを除去したグラフを描くことが出来る。


さらに深い考察は、すこし専門書を十分理解した段階で、改めて記述したいと思います。

----------------------
スマートテクノロジーネットワークのホームページはこちら
----------------------

0 件のコメント:

コメントを投稿